岡山の舞踊・演劇の感想

岡山のダンス(主にコンテンポラリーダンス)や演劇の感想を書きます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

第33回 岡山大学ダンス部定期公演『Reボーン!』レビュー

岡山大学ダンス部定期公演が「リボーン」した。例年ダンス部は5月に劇場での定期公演を実施してきた。第30回公演「湊」(2019)以降はコロナ禍による影響で、大学体育館にてクローズドな公演を行ってきた。今回4年ぶりに劇場公演が実現し、創作ダンスはもちろ…

劇団瀬戸内三大珍獣『人狼伝説』レビュー

劇団瀬戸内三大珍獣は、明誠学院高校で教師と演劇部顧問を勤めていた螺子頭斬蔵(ねじあたまきれぞう)が主催する岡山の劇団である。8年ぶりの新作『人狼伝説』は華麗な舞台装置と物語、そして素敵な演劇人によって魅力的な舞台に仕上がった。 舞台は大正時…

日本昔ばなしのダンス『つるのおんがえし』『ねずみのすもう』レビュー

むかしむかし、あるところにむかしばなしをダンスにしようとした近藤良平と、山口夏江というふたりの振付家がいました。山口夏江は『つるのおんがえし』を、近藤良平は『ねずみのすもう』と『かきのきじろべぇ』をおもしろいダンスで、おとなもこどももたの…